経験談

元塾講師のつぶやきブログ

教育の機会均等性の喪失と地域格差の広がり

資本主義だから仕方がない
そう思います。

福沢諭吉学問のすすめでは

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり。
・・・・されば前にも言えるとおり、 人は生まれながらにして
 貴賤・貧富の別なし。 ただ学問を勤めて 物事をよく知る者は貴人となり富人となり、 無学なる者は貧人となり下人(げにん)となるなり。」

身分や性別などによって、機会の不平等はあってはならない。
だけど、勉強するしないで結果は平等ではないぞ。

そういうことです。

日本の平均年収は下がってきて、最近では上がってきています。
これは中央値もそうです。

しかし、日本の家庭の6割以上は平均年収以下で暮らしている現状があります。
つまり格差が広がっているということです。
日本は社会保障がしっかりしているので、それでも暮らしてはいけますが
なぜそうなってしまうのかという疑問があります。

私は教育格差が原因ではないかと思います。
地方になればなるほど、教員不足の問題があったりします。
また、大手予備校は田舎には存在しません。
もちろんビジネスですので、少子化・過疎ではもうけがでないというのもあるでしょう。

そして、大学進学率も地方のほうが都市部より少ない傾向があります。
現に私は愛知県の田舎出身ですが、友人は大卒のほうが圧倒的に少ないです。
それでも家庭を築いて、幸せに暮らしているのでいいです。
しかし、もう少し機会が平等であってもいいのではないだろうか。

教育の機会の平等性が失われているのではないか。
結果、質のいい教育が受けられない、志高い環境に身を置けない。
格差は広がるばかりで、地域も活性化しない。

と思うのであります。

今、フリーに動けるので
その課題を解決する事業を起こしたいと思っています。