経験談

元塾講師のつぶやきブログ

歴史・年代時期並べ替え問題の勉強法

定期テストでも入試でも、並べ替え問題は一定のハードルがあり、苦手にする人もいます。そこで、私が実際に生徒にやらせていた勉強法を書いていきます。

それは「物語暗記法」です。定期テストであれば範囲が指定されるので、その範囲内での出来事の並び替え、入試であれば全時代から出来事の年代・時代の並び替え問題が出題されます。年の暗記が得意な方は語呂合わせ等で覚えて、問題にも対応できると思いますが、覚えきれないという場合はこの「物語暗記法」をおすすめします。これは定期テスト対策向けの勉強法です。

方法は教科書を台本として、ストーリーをしゃべって覚えるという方法です。

例えば、鎌倉時代の執権政治を例に話してみますと

源氏の将軍が3代で途絶えたので、実験を握った執権の北条氏であったが、これを政権を取り戻すチャンスと考えた後鳥羽上皇は挙兵し、承久の乱を起こしたが鎮圧された。その後秩序を保つために、日本初の武家法である御成敗式目を制定した。しかし、元寇により御家人は借金がかさんでしまい、徳政令を出すも御家人の不満はおさまらず、幕府への不信へとつながってしますのだった。

これぐらい簡単でよいです。自分で話しやすいようにまとめることで知識も整理されます。そして書かずに話せるようになるということがポイントです。教師が問題を解けたり、内容を覚えている1つの要因が「人に教えている回数が多い」からです。したがって、誰かに教えるように、「○○があって、だからこうなって・・・」などとセリフのように話すことは記憶にかなりよいのです。誰も聞いてくれる人がいないのであれば、壁に話しかけてもよいです(笑)

冗談をと思うかもしれませんが、私も実際空の教室で話す練習をしてから授業に臨んでいました。