経験談

元塾講師のつぶやきブログ

思春期の我が子への接し方がわからない

 

私はいわゆる思春期(反抗期)が人より長く、今となっては両親に多大なる迷惑をかけたなと反省する瞬間もあります。

生徒指導をしていると、「この子反抗期だな」というのは、結構すぐわかりますし、親御さんから「親の言うことを聞かない」と相談を受けることは毎年ありました。
私もお世話になったママさんからたくさんのことを教えてもらったので、少し記事にしたいと思います。

前提として、反抗期を迎えることは悪いことではありません。持論ですが、むしろそれが強いほど、強烈なエネルギーをもっているので、それを正しいほうにむけさせてやれれば、大きな成果をだす子も多くいます。
実際、現場で斜に構える生徒は多くいましたが、受験期になりうまく乗せてあげられれば、成績をぐんと伸ばす生徒は毎年必ずいました。だからこそ、私は斜に構えている生徒は大好きでした。(笑)
若いころはもちろん嫌でしたけど(笑)

話を元に戻します。
ではご家庭でのサポートはどうすればよいか。
卒業するタイミングで、ある保護者から言われました。
「私にはごはんと布団を準備することしかできなかった。」
でも、それがちょうどよかったのだと。
そして、運動や勉強は第3者の力を使うということです。

近しい関係だからこそ、衝突する時期はあります。
でも、ちょうどいい距離を保って、見守る時期も必要だということです。
ただし、何も口出ししないということではありません。
生活態度が悪いのであれば、それは叱るべきだと思います。
それもちょうどいい距離感だと思っています。