経験談

元塾講師のつぶやきブログ

家庭力を高めていくために

子どもの心身の成長には、大人の関りが不可欠です。
教育や躾に正解といったものはないかもしれません。
でも、選択したものを正解にしていく努力や、こうなてほしいと願うこと、あるいはこうなりたいというビジョンを持ち続けることは、何においても大事であると思っています。

生徒指導をしていく中で、私自身が意識していたことは自立と自律です。
人間は大人ですら楽な道を選択しがちです。
私もそうです。
すぐにお菓子に手が伸びます(笑)

でも、ここぞという場面で力を発揮できるような大人になってほしいと思っておりました。
ですから、指導をする際は「どうしたらいいと思う?」と生徒に投げかけることを大事にしていました。
そうすると、私がなんて言うと思うかを生徒は考えるようになります。そして、あるゆる場面でどうしたらよいかを判断する力を養うことにもつながります。

ご家庭で保護者の方にお願いをしていたのは、子どもが楽したくて、学校を休みたいとか、習い事を休みたいとか言ってきたら
「お母さんはなんて言うと思う?」
と聞き返してほしいと伝えていました。
そこで
「がんばりなさいというと思う。」
と出てきたら、一言
「さすがね。」
と伝えてくださいとお願いしていました。

特に小学生時代に重要な家庭でのやりとりだと思います。
かわいい子には旅をさせよです。