経験談

元塾講師のつぶやきブログ

教育って、子育てって

都会のお母さんに多い傾向ですが
子どもが小学生の時は、手取り足取りなんでもやってあげて
中学生になったとたん、自分でやらせる
そして中1の1学期に思ったように成績がとれなかったからといって
再度管理教育に戻る

子ども自身に生き抜く力が育たない典型です。
管理するのであれば、できるところまでとことん全部やってあげるべきです。
やってきてあげたから、やり方はわかるでしょ
自分でやりなさい
は無理です。

都会ではそのような家庭が多い気がするのです。
そして、都会の中学生はすごく幼く見えます。
自立できていないからです。

勉強ができる子は、自分一人で勉強しています。
スポーツができる子は、言われなくても練習します。

教育は、すべてやってあげることではありません。
やり方を教えて、やらせることです。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ」

山本五十六の言葉です。
教育に携わる身として、常に意識してました

宿題やってなくて先生に怒られるのであれば、それでいいです。
勉強していなくて恥ずかしい思いをするならそれでいいです。

教育とは気づきを与えることです。
子どもにいつまでも餌を食べさせてあげる、そんな親鳥では子どもは育ちません。
立ち上がることをサポート、応援してあとは自分で走らせる
そんな覚悟が必要です。

何も教育業界や子育てだけに通じる話ではなく
どんな社会でも同じです。

部下を育てるのも同じです。